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弁護士による債務整理

「債務整理」に関するQ&A

債務整理をしたいのですが、家族にどのような影響がありますか?

  • 文責:所長 弁護士 湯沢和紘
  • 最終更新日:2023年7月31日

1 債務整理それ自体はご家族に影響を与えません

債務整理をすると、生活にあたっての支障が一部生じますが、債務整理をしたことを理由としてご家族に不利益が生じることはありません。

例えば、信用情報機関に事故情報が登録される、いわゆる「ブラックリストに載る」のは、債務整理をしたご本人だけです。

銀行関係の債務整理を行おうとすると、銀行口座が一時的に凍結されることにはなりますが、これも、基本的に凍結されるのはご本人名義の口座だけです。

2 ご家族への影響を考える必要がある場合

⑴ 家族カードを利用している場合

債務整理をすると、相手方としている債権者のクレジットカードは使えなくなります。

家族カード等を発行されている方もいらっしゃるかと思いますが、ご本人の信用情報が悪化することで、あわせて家族カードも使えなくなります。

これにより、ご家族のカード利用に支障が出ることが考えられます。

⑵ ご家族が債務の保証人になっている場合

ご家族が債務の保証人となっている場合、保証人となっているご家族が請求を受けることになります。

一般の貸金業者からの借入れについては、保証人は必要とならないため、あまり例としては多くありません。

もっとも、住宅ローンや奨学金等は、ご親族が連帯保証をされていることも比較的多いといえます。

こうした債務の連帯保証は、債務整理に着手する前に、一度ご確認いただいた方がよい点となります。

⑶ ご家族の債務の保証人になる場合

⑵の場合とは逆に、信用情報機関に事故情報が登録されると、通常は保証人になることはできません。

例えば、お子様の関係で奨学金を借りる際、連帯保証人を立てることを求められる場合がありますが、ご自身が連帯保証人になれないという問題に直面することがあり得ます。

もっとも、近時は機関保証といって、貸金業者等が保証会社となることで奨学金の借入れができる場合もあります。

⑷ 自宅が自己所有である場合

債務整理の方針によっては、自己所有の自宅を売却せざるを得ないこと等があります。

これは間接的な影響とはいえ、場合によってはご家族の生活状況が大きく変わるものとなります。

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