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弁護士による債務整理

「債務整理」に関するQ&A

債務整理をすると携帯は使えなくなりますか?

  • 文責:所長 弁護士 湯沢和紘
  • 最終更新日:2023年11月17日

1 基本的には継続利用可能です

携帯電話の利用料金は毎月発生し、都度支払いをしているものになります。

これは、電気・ガス・水道等の公共料金の支払いと似ている状況です。

債務整理を進めるにあたって、携帯電話の支払いと公共料金の支払いがまったく同一の取り扱いとなるというわけではないのですが、債務整理をした後も、支払いを継続している限り、基本的には携帯電話の継続利用は可能です。

もちろん、電話料金の滞納を続けていれば使えなくなりますが、これは債務整理の影響というわけではありません。

2 電話料金の債務整理をした場合

電話料金の支払いができなくなり、滞納している電話料金について債務整理を行う場合には、これまで利用していた電話会社の今後の継続利用については制限が生じることが多いです。

もっとも、携帯電話を利用するという観点からすると、別会社の携帯電話を利用することは不可能ではありません。

例えば現在ドコモの携帯電話を利用しておりその電話料金を滞納している場合には、ドコモの継続利用は難しくなりますが、auやソフトバンクなど別会社の携帯電話であれば利用することができる場合が多いです。

3 本体料金の分割払い

携帯電話を継続して利用するという意味であれば、上記のとおり債務整理をしても利用可能です。

また、電話料金を滞納している場合でも、他社の携帯電話の利用等によって携帯電話を維持することは不可能ではありません。

もっとも、携帯電話の買い替えの際には注意が必要です。

債務整理を1社でも行うと、基本的には信用情報機関に事故情報が登録されます。

いわゆる「ブラックリストに載る」という状態です。

ブラックリストに載ると、ローンが組めなくなったり、カードが作れなくなったりするといった影響がありますが、この影響は携帯電話本体の分割払いにも影響が出ます。

クレジットカードを利用したショッピングのリボ払いができなくなるのと同じように、携帯電話本体を購入した代金を分割払いすることに対して制限を受けるというわけです。

携帯電話それ自体の利用ができなくなるというわけではありませんが、関連する問題として覚えておいていただくとよいと思います。

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